フレンドシップ事業で大府市の相手国となったオーストラリアから5月28日、万博政府代表らが来日し、久野孝保市長を表敬訪問

グレンダ・ゴーシ政府代表と名古屋オーストラリア領事館のデニス・ゾリン領事。ゴーシ代表は、万博期間中に設定されたオーストラリア・ナショナルデー(05年4月21日)にエキスポドームで行われるコンサートやパレードに、双方の学生が参加するよう要請した。また、万博開催中に環境保全活動に取り組む学生約10人を大府市に滞在させ、環境団体と共同で活動することを提案した。
 これに対し久野市長は「それはいい考えだ。細部については事務局レベルで調整しましょう」と答えた。
 この日は、半田市にも同事業の相手国ブータンからナドー・リンチェン政府代表らが訪問。市立博物館を見学し、榊原伊三市長らと懇談した。

自販機にネット接続環境 名古屋『無線基地化』実験

飲料の自動販売機を「インターネット接続が可能な無線基地局」として活用する実証実験が六月、名古屋市を中心にスタートすることになった。自販機の企画・開発・販売のホーキング(東京)、自販機管理会社のタケショウ(愛知県半田市)などが二十八日、発表した。
 名古屋市内を中心に、ホテルや駅などの屋内施設にある自販機五十台にADSL(非対称デジタル加入者線)や光ファイバーなどブロードバンド回線を敷設。その自販機に無線モデムなどをつけ、無線LAN接続の環境を整える。自販機の半径五十メートルでネット接続が可能になる。接続料金は無料。敷設費や通信費は自販機管理会社側が負担する。
 中部国際空港開港や愛・地球博愛知万博)開催を控えた名古屋で先行導入するが、年末までに全国の自販機約千台にネットワークを広げる計画だ。
 ネット接続以外でも、自販機の差別化で集客力向上が期待できるほか、管理会社側には自販機が回線とつながることでリアルタイムの売り上げ管理などができる利点があるという。(